フェルデンクライスの仲間と、勉強会を定期的に開催しています。
直接からだに手を触れて「からだの動き」を探求します。
フェルデンクライス・メソッドでいう『機能的統合」(Functional Integration:略してFIレッスンと呼ばれます)をお互いに練習するんです。(FIレッスンについては、別ページで近々アップします)
今日はそんなある日の経験からのお話☆
勉強会のとある日、わたしが施術者として仲間のIさんにをレッスンを始めました。
レッスンは、まずクライアントさんに「今日はどんなレッスンにしたいですか?」とお聞きするところから始まります。
この日も最初にリクエストを聞いたのですが、わたしはIさんのリクエストとは違うところがなんだか氣になって仕方がありません。左腹の辺りがどうも、わたしに話しかけてくるのです。
この頃はまだ、フェルデンクライスのレッスンで、自分の感覚に応える施術をしていくことに対し、氣持ちの切り替えがうまくできていませんでした。「クライアントさんの希望に沿ったレッスンをしていく必要がある」と自分の直感を押し込めていたのです。
でも、勉強会でのレッスンは、相手が練習仲間なので氣心が知れています。だからこの日は、思うままにお願いしてみました。
「ちょっと氣になるところがあるんだけど、そこから始めてもいいですか?」
そうやって自分の氣持ちを素直に伝えることができました。
わたしは左腹の辺りに手を置いて、Iさんのからだに触れていきます。
心地よい範囲で触れているかどうかを確認しながら、進んでいきます。
わたしの直感の向くところは、氣の流れが滞っているところです。
それは、これまでのレッスン、ワークの経験からわかってきたことです。
凝り固まったからだの「内部」にアプローチしていきます。
しばらく触っていると、その凝り固まったところが緩み、氣が流れ整うのが感じられるのがわかります。
この時は、クライアントさんご本人も「なんか詰まってたのか引っ掛かりが取れた」と感じます。
そこで、ちょっと氣になったので、Iさんに聞いてみました。
「最近、なんかこの辺(左腹辺り)で不具合ありました?」
少し間を置いてIさんは
「そういえば、10日くらい前にその辺りが痛くって、病院に行ったんだ〜」
(詳しくは忘れてしまいましたが、腸が捻れていたのか、その部分が動いていなかったようなのです)
病院行くほど痛かった経験を忘れてる・・・
(๑>◡<๑)(๑>◡<๑)(๑>◡<๑)
面白すぎる・・・!!!
わたしがIさんに問いかけなければ、彼はそのことを忘れたままだったんだから!
ひとって、そのくらい自分のことを忘れてしまう動物なんですね☆
こうやって、自分の直感に従ったワークをした後は、フェルデンクライスのレッスンをしていきます。
からだの動きが滞っているところに、動きを持たせて、からだの柔軟性・操作性を改善していきます。
わたしの直感によるワークとフェルデンクライスのレッスン。
それはどちらも、エネルギーの滞りがあることを整えていく作業です。
(動き:英語でE-motionということからも理解できるとおり、動きもエネルギーです)
目に見えないレベルで感じる、氣のエネルギーの滞っているところは、必然的に、肉体の動きの滞っているところになります。
ですから、氣のエネルギーの滞ったところを流してあげると、からだの動きも自由になります。
この時点で、からだは随分と楽になるようです。
それに加えて、フェルデンクライス・メソッドは、動きそのものを改善していくというレッスンになります。
滞りが流れて、からだが動くようになったとしても、根本的にからだの使い方を変えていかなければ、また同じ症状を招いてしまいます。
「動き」には、その動作だけではなく、「感情」「感覚」「思考」が含まれます。
つまり、「動きそのものを改善していく」ということには、その動きに伴う「感情」「感覚」「思考」をも変えていく、ということなのです。
フェルデンクライス・メソッドは、からだに負荷をかけてしまうような「動き」「感情」「感覚」「思考」を、楽な動きを使って、自分を幸せにしてくれる「動き」「感情」「感覚」「思考」へと置き替えていくレッスンです。
これはとても奥が深く、このメソッドの本質もスピリチュアルな考えに通じています。
「体感できるスピリチュアル」
「現実で使えるスピリチュアル」
これが、わたしのフェルデンクライス・メソッドです☆
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