☆わたしヒーラーになりました

2002年、ニューヨークに住んでいたわたしは、旧ヤオハンのMITSUWA SUPERMARKET(New Jersey州)で働いていた。スーパーの入り口入ってすぐのところで洋菓子を売っていたわたしに、あるおじさんが

”This wants to be with you.” といって

10cm四方の箱を手渡した。

???

いきなりのことで驚いたし、箱の中身もわからない。

結構重量感のあるものみたいだけど、箱の表には仏像の様なハンコが押してある、、、

一体なんなんだ???と 恐ろしくって(笑)箱を開けることもできず、どうしていいかわからず、通勤時にしばらくその箱を持ち歩いていた。

(そのおじさんがまた現れないか、会ったら詳しく聞いてみなくては、、、と思ってた)

それ以来、そのおじさんが現れないし、往復3時間もかかる通勤に重量も結構ある箱を持ち歩くのにも疲れ、1週間ほどしてから家でその箱を開けてみた。

すると中には、手のひらにずっしりとその重みを感じる、大きな大きな水晶が入ってた。

そして、箱の内側にはこんなことが書かれてあった。

「わたしは、鍼灸師でヒーラーをしています。この水晶はわたしの良い友達で、ヒーラーとしての道を歩む助けとなってくれたものです。そしてどういうわけか?この水晶があなたと一緒にいたい、といっています。あなたがこの水晶との共にあなたのヒーラーとしての道を楽しんで行ってくれることを願っています。」

???

わたしが人を癒す???

人との付き合いが苦手なわたしが?

人のからだを触って治すような仕事もしたことがないのに?

その頃、わたしの心はとても荒んでた。

ニューヨークが大好きで、それだけの理由でアメリカに住み続けたかった。だから、職場のサポートを得て就労ビザの申請をしていたのだけれど、許可が下りず、再申請をしているところだった。

一方で、ニューヨークが好き、という以外になんの特別の目的もなく、このままここで過ごしていたら、成長もせず、何の達成せず、氣づいたらただただ歳だけ取ってしまっていた、ということになるだろうなぁ・・・。

そんな思いから、心は空虚感でいっぱいだった。

見ず知らずのおじさんは、そんなわたしの、空っぽな心のうちを見透かしていたのかな・・・

水晶の入った箱をしばらく開けられなかったのは、そんな虚しさを感じながらも、その自分を認めきれなかったからだ。

その後、わたしの勤務のない日に、そのおじさんは手紙を置いていってくれた。

「わたしも歳を取ってきたので、ヒーラーとしての知識を次の世代に引き継いでいく必要が出てきた。あなたは、優れたヒーラーとしての全ての技術や知識を内に持っている。あなたのハートは純粋(ピュア)であなたの精神(スピリット)はとても鮮明(クリア)だ。あなたはたくさんの人の痛みや悩みを減らす助けができる人だ。自分を信じなさい。あなたは自分のそんな才能に次第に氣づき、自然に開かれていくでしょう。

(中略)

手を使って、知ってる人と練習をしていきなさい。誰もあなたのことを頭がおかしいとは思わないはずだ。エネルギーを感じるんだ。考えるんじゃない、手を使って感じるんだ。どこに触れるかは手が導いてくれる。そして、手がやりたいように導かれるまま、自分を任せるのだ。

自分を信じなさい。どこを触ればいいか、何をすればいいかは、人のからだが教えてくれるだろう。

そしてそれを楽しんで!

あなたの道は、とても明るくて、ワクワクするような冒険に満ちてるから!」

今また、この手紙を読み返して感じる。

自分を信じなさい、あなたには人を癒す力がある、全てはあなたの内にある、考えずに感じる、楽しむ!・・・

違った方向から、違った言葉でわたしに伝わってきていた情報は、ぜ〜んぶ一緒だった!ってことを。

水晶をもらってから20年弱、すっごいすっごい遠回りして、楽しみを追求してきた先に、やっとこさヒーリングにたどり着いた。

だからこそ言える、わたしが一番心地よく楽しめること!

そして、力を発揮できること!

それが、エネルギーワーク なんだって☆

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